《剣山系随一の渓谷・高の瀬峡》
徳島県一の紅葉名所にして観光百選第1位の高の瀬峡(こうのせきょう)をご存知でしょうか。徳島県第二の高峰・次郎笈(ジロウギュウ・1929m)に源を発する大河・那賀川の上流域に形成されたV字峡谷です。
この峡谷に沿って、日本最長の林道「剣山スーパー林道」が走っており、行楽客は林道を歩きながら、紅葉に染まる対岸の石立山(1707.7m)の山塊を愛でます。
ただし、林道は高所を走っているため、一般の行楽客は渓流を見下ろすことはなかなか容易ではありません。私は傾斜角60度以上の道なき崖を下って河原に降り立ちましたが。
ただ、今年の秋は気温が高めだったこともあり、全国的に紅葉の色付きは例年ほどではありません。尤も、高の瀬峡の場合は対岸の山体や断崖も魅力です。
紅葉シーズンは峡谷が最も人出の多くなる季節で、10月20日から11月20日まではJR徳島駅から徳島バス(那賀町の川口営業所で南部バスに乗り換え、高の瀬峡・平の里バス停降車→予約制)、牟岐線日和佐駅と北河内駅からは南部バス(平の里までは同様に予約制)の便があり、レストハウスや売店もオープンし、休日はお祭り的賑わいを呈しています。
平の里は観光拠点で、剣山スーパー林道西の起点から北に700mほどの所にあります。
この地区を「平(たいら)」と呼ぶのは、平家の落人が住み着いたという伝説があるためで、平の里の200mほど手前には平神社もあります。神社境内からは河原に下りることができます。
大体、行楽客は平の里から、北方1.5kmほどにある売店までの間の林道を散策します。
途中、展望台があるほか、対岸には平の住民たちが昔、太陽の当たり具合で天候を予想していたという日照磯(ひでりいそ)や、まるで滝が滑り落ちるかのような形状の崖「滝山」等の景勝があります。
売店手前からは遊歩道が峡谷に下りています。但し、その歩道は峡谷の堰堤側の河原までしかなく、吊り橋も渡った対岸には道がありません。
そこで私はもっと景観のいい箇所に降りられる所はないものかと、林道を更に北へと歩いて行ったのですが、手入れのされた植林帯の崖を発見。
森林作業者が下れる崖なら、同じく林業経験のある私にも下れるはず、と、下って行ったのです。
高度に於いて70mほど下ると峡谷河原に降り立ちました。こちらの方が堰堤のある箇所よりはるかに景観が優れています。
私は滝や渓谷に行くと、必ず誰もいない景観の優れた場所を探し、そこの河原の石の上に寝転がります。何も考えず、渓流の音を聞きながら、空を流れる雲を仰ぎ、自然と一体化するのです。
尚、ぐるなび地図の「高の瀬峡」表記の箇所は、堰堤のある付近を指しています。
詳しい公共交通機関やアプローチは、当方のオリジナルブログの記事
http://ameblo.jp/kochi-romp/day-20111108.html |